腕時計の裏ぶたや仕様欄にある耐磁表示は、磁気の影響を受けにくい水準を示します。ただし、耐磁時計でも強い磁石へ密着させてよいという意味ではありません。
※アイキャッチは編集部制作の概念画像で、実製品写真ではありません。
耐磁1種と2種の違い
| 区分 | JISの水準 | 日常使用の目安 |
|---|---|---|
| 1種耐磁 | 直流磁界4,800 A/m | 磁界を発生する機器へ5cmまで近づけても、多くの場合性能を維持 |
| 2種耐磁 | 直流磁界16,000 A/m | 磁界を発生する機器へ1cmまで近づけても、多くの場合性能を維持 |
シチズンでは裏ぶた表示の例として、1種を「ANTIMAG 4800」、2種を「ANTIMAG 16000」と案内しています。
磁気の影響で起こること
アナログクオーツ時計は内部のステップモーターに磁石を使うため、強い磁気の近くでは一時的に止まる、進む、遅れるなどの症状が出る場合があります。機械式時計も磁気の影響で精度が変化する可能性があります。
距離を取るのが基本
スマートフォン、マグネット式バッグ、スピーカー、磁気ネックレスなどは時計へ密着させず、普段から距離を取ります。磁石からの距離が2倍になると磁気の大きさは約4分の1になるというシチズンの説明もあり、数値上の耐磁性能だけに頼らない保管が大切です。
時刻がずれたとき
磁気を発する物から離して時刻を合わせ直します。それでも進み・遅れが続く場合は、自己判断で分解せずメーカーや正規サービスへ相談してください。方位磁針だけで残留磁気を判断する方法は、クオーツ時計内部の磁石にも反応するため適切ではありません。
まとめ
耐磁1種は4,800 A/m、2種は16,000 A/mが基準です。表示を確認しつつ、磁石へ密着させないことが日常の基本対策です。

